有給休暇のとり方・使い方

申請先

 

有給休暇を申請する先は、それぞれの雇い主となります。正社員の場合には、勿論所属している会社の部署となります。パートやアルバイトにおいても、雇い主の会社などに申請します。しかし、派遣社員の場合には違ってきます。

 

派遣社員は、派遣会社の所属です。申請先も登録している派遣会社にしなければなりませんし、有給休暇の条件も派遣会社の条件に従わなければなりません。つまり、勤務している会社自体が有給休暇をとっても支障のない状態だったとしても、派遣会社側が時季変更権を行使した場合には、有給休暇を取得することが出来ないという事になります。そういった点から、派遣社員の場合には、勤務先の会社の仕事状況と派遣会社側の許可の両方に配慮しなければならない事になります。

 

また、派遣社員の場合、契約が6ヶ月未満だった場合には、要件を満たしていないことになり、有給休暇を与えられません。有給休暇をもらう為には、最低6ヶ月以上登録し、派遣されて仕事をしなければならない事になります。

 

パートやアルバイトにおいても、正社員以上の配慮を求められる場合があります。会社において、正社員のサポートという形でパートやアルバイトは働いています。つまり、自分の希望が正社員と重なっていた場合に、優先されるのは恐らく正社員でしょう。パートやアルバイトは、有給休暇希望日を譲らなければならなくなります。こうした配慮が必要になるのです。